2021年11月号
レンウォー!(こんにちは!)
コスラエ太郎の南国移住記・新連載の第31話は、コスラエの会議を紹介します。
日本で働く皆さんは会議の多さに悩まされている方もいると思いますが、コスラエでも州政府機関は会議が頻繁にあります。
コスラエの会議で意外にしっかりしているなと感じるのは、発言をする際、挙手をして「議長!発言してもよろしいでしょうか?」としっかり発言の許可を取る意外にお堅いところです。議事録も取ることが多いです。
では「ずっとこんな堅苦しい雰囲気の会議なのか」と聞かれれば、いやいや「ここは南の島コスラエですよ」というのが回答です。
まず、時間通りには間違いなく始まりません。
会議開始時間の10分前にでも到着するものなら、開始を1,2時間待つことは当たり前ですし、午前の予定だった会議がいきなり午後になったり、「明日ね」「来週ね」となったりすることも珍しくありません。
次に、出席率です。
会議に参加する人たちにはお目当てのものがあります。それは「リフレッシュメント」と呼ばれる会議の休憩中に食べる軽食です。
コスラエの会議の出席率は、このリフレッシュメントがあるかないかによって大きく異なります。
リフレッシュメントが出る会議の出席率は高いですが、リフレッシュメントが出ない会議はみな興味がありません。
さらにお弁当が出る会議は一段と出席率が高くなります。みな弁当を目当てに会議に顔を出します。
しかし、リフレッシュメントが終わったり、弁当が配られるとみな一目散に帰ってしまい、その後の会議の出席率は閑古鳥が鳴きます。
リフレッシュメントやお弁当が目当てですので目的を果たせば会議が続いていてもどこかへ行ってしまいます。
もう一つの問題が、リフレッシュメントや弁当を用意する費用がかかるため、会議を開くのにも経費が発生します。
「いついつ会議を開きたい」と申し入れても「今は予算がないからダメ」と言われることもありました。
日本ではなかなか経験しないコスラエらしい出来事ですね。
カット・ファ・オーシュン!(またね!)
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