2022年10月号
レンウォー!(こんにちは!)
コスラエ太郎の南国移住記・新連載の第42話は、コスラエの小学校を紹介します。
前号・第41話でコスラエの教育制度を紹介していますので、ぜひ先にご覧になってください。
コスラエには公立の小学校が6校(各村に1校ずつ)と私立の小学校が1校あります。
この私立の小学校は日本にもあるインターナショナル・スクールのような学校で、主にコスラエに在住している外国人の子供や、コスラエ人と外国人との間に生まれた子供が通っています。
コスラエの小学校は8年間あります。教育現場は驚くことばかりです。
教員が時間通りに来ないことが多く、生徒が登校していても、教員がいないことがあります。
担任が教室のカギを持っているため、授業が始まっても生徒は教室に入ることができず、外で待ちぼうけのことがあります。
授業中でも担任が何度も部屋を出ていったり、教室内でカップラーメンを食べていたりします。
算数の計算をするとき、手の指だけではなく、足の指まで使って計算する生徒もいます。
時間割が1分単位で組み込まれていて、休み時間がなく、教室を移動する時間もないため、時間割通りに授業が進みません。
コスラエの学校は給食がないため、生徒は親から小銭をもらって、アイスクリームやスナック菓子などを買い食いします。
お金がない生徒は何も買えず、何も食べられません。
また、学期中であっても先生や生徒がグアムやハワイ、アメリカ本土に引っ越し、突然いなくなることがあります。
教育水準としては決して高いとは言えませんが、コスラエの小学校は生徒の笑顔に溢れ楽しそうです。
子どもたちの元気な姿を見ると、こちらも元気がもらえます。
カット・ファ・オーシュン!(またね!)
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