2020年10月号
レンウォー!(こんにちは!)
コスラエ太郎の南国移住記・新連載の第18話は、コスラエの日曜日を紹介します!
ほとんどの島民がキリスト教(プロテスタント)のコスラエは、日曜日が安息日と定められており、日曜日だけの過ごし方があります。
日曜日は教会の礼拝に参加する以外は原則的に何もしてはいけない慣習です。仕事も、野外での遊びも、掃除も、洗濯も、料理も、です。
朝食は伝統料理のコスラエスープを食べます。コスラエスープは日曜日や冠婚葬祭の際に食べるコスラエの郷土料理です。第13話で詳しく紹介しています。
伝統的には前日のうちに作り置きをしておくことになっていますが、現在ほとんどの家庭が日曜日の朝に作っています。
コスラエスープと一緒に食べるタロイモやパンの実(ブレッドフルーツ)は、前日のうちに調理(蒸し焼き)しておきます。
朝食を終えると、島民は教会の礼拝に参加します。
教会にはアイランド・スタイルの正装(男性は長ズボンに襟付きシャツ、女性はスカート)の着用が厳守です。大人はもちろん、子供もお洒落をして参加します。
礼拝中の説法はコスラエ語です。コスラエ人が奏でる讃美歌がとても美しい歌声で癒されます。
礼拝の後は、昼食を済ませ、家で寝ます。ひたすら寝ます。日曜日の午後は島から人影が消え、静寂に包まれます。
以上はあくまでも伝統的なコスラエの日曜日の過ごし方で、実際には、時代の流れとともにこの慣習は徐々に緩んできています。
ファミリーによってどれだけ伝統を重んじているか差があり、夕方になって親戚の家を訪問する家族もありますし、山奥にこっそり遊びに行ったりする家族もあります。
日曜日はコスラエの伝統・文化を最も感じられる一日です。
旅行者の皆さんが日曜日に個人で出歩く際は、地元の慣習を傷つけないよう注意してください。礼拝中にカメラで撮影したり、海で遊んだりすることは慎んでください。
飲酒は違法ですので注意が必要です。レストランでも提供されません。
コスラエは太平洋の隠れ家です。コスラエ独自の日曜日の過ごし方を皆さんもルールを守って体験してみてくださいね。
カット・ファ・オーシュン!(またね!)
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